HISTORY SZP-2M メンテナンス④フレットのすり合わせ
フレットのすり合わせとフレット整形
作業手順
- 伝導塗料→ポッドが完成した状態で、一度ネックをボディーに取り付けし、弦高を確認しておく、次にロッドを調整して、出来るだけフラットな状態で「スケール」をあて「紙を使って隙を確認」「すり合わせの目印にマッキーで色を付けておく
- 今回はネックを外してロッドで出来るだけフラットにして、すり合わせを行う。
- 一度ネックを戻して「音」を確認する
- ネックを付けている状態で正しいテンションでロッドを調整して、再度フレットすり合わせを調整
- ネックをボディーから外し、フレットの整形と磨きを実施
弦高を確認する。目標は「1弦 12 フレット 1.5mm」
まず、弦と各フレットがどんな状態か、「デジタル弦高測定スケール」で弦高を記録する。
この数値がハイフレットが程よく広くなっていれば「ネックの植え込み角度はほぼいいはず」
狭くなっていくようだと、ヘッドを「下に下げる必要があるはず」逆に広すぎるとヘッドを「上に持ち上げる」必要があるはず。※あくまではずね!実際にポケットにシムを入れて実際に弾いて見て最終判断をする。

机の上で出来るだけ「ネックがゆがまない様にしながら、計測していく」
多少ロッドを調整したり、シムをいれたりして測定をして「植え込み角度を調整してしまう」
0.25mm のシムで調整して、ハイフレットに行くにしたがって、弦高が広がる状態にする。
弦高スケールで12フレットを確認 「まぁこんなもんだろう!」

この数値がハイフレットが程よく広くなっていれば「ネックの植え込み角度はほぼいいはず」
狭くなっていくようだと、ヘッドを「下に下げる必要があるはず」逆に広すぎるとヘッドを「上に持ち上げる」必要があるはず。※あくまではずね!実際にポケットにシムを入れて実際に弾いて見て最終判断をする。

机の上で出来るだけ「ネックがゆがまない様にしながら、計測していく」


弦高スケールで12フレットを確認 「まぁこんなもんだろう!」

フレットの隙を見ながら、削る部分にマーカし、削る
長いスケールを当てながら、薄い紙を使って「隙があるか、無いか」確認していく
今回は、ネックを外して、ロッドである程度真っ直ぐな状態にして実施。
隙の多いところに「マッキーで印」
「当て具に、サンドペーパを貼付して、マッキーの印だけ削る感じ」
「本当に滑らす程度に軽く、削る」
削る→確認する→削る を繰り返す。
フレットの整形
今回は一つ「秘密兵器」を準備 リトルボーン — クリク — を使ってみました
使ってみたけど・・・・ 私は フレットファイルの方が使いやすいなぁ
コツがいるようですね。
使ってみたけど・・・・ 私は フレットファイルの方が使いやすいなぁ


上下にスライドさせて「フレットの山の角をとる」
フレットファイルの方が「私は早い」かな
慣れてくると、光具合で状態がわかります。
さらに耐水ペーパーを小さくカットして指で、整形して行きます。
写真はカット前 1000番程度の耐水ペーパーを短くカットして、指で整形して行きます。
ある程度、滑らかになったら、スチールウールで磨きます
手でちぎって、軽く「ごしごし」とやります。
仕上げに「ギターの金属用コンパウンド」別にギター用じゃなくてもいいですが「ギター用使ってます。」
仕上がった状態「綺麗ですね!時間かけて整形した甲斐があります」
マスキングテープを剥がし、レモンオイルで指板をトリートメント??します。